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2010年1月15日発行
《 セキュリティ管理編 》
Windows Updateやウィルス定義ファイルの最新化だけでは防げない。
最近、被害が顕著に現れてきたガンブラー(Gumblar)ウィルス。
最初の被害は去年の3月頃現れ対応済だったですが、
亜種が多数出現して被害が拡大してしまっています。
・Windows Update が遅れた
・ウィルス定義ファイルの更新が新しい亜種の出現に間に合わない
・全てのアプリケーションソフトの最新化ができていない
特にお正月で対応が遅れてしまった人もいるのではないでしょうか
パソコンの全てのソフトの最新化をユーザーは徹底しなければならない
時代になったのです。
Adobe Reader/Acrobat や Flash や Java などメジャーなソフトも
最新版にしなければなりません。
一般のユーザーなどは、どんなソフトが入っているのかさえ
わからない人の方が多いのです。
気がついたら感染していたというのは、笑い話の世界ではないのです。
ウィルス定義ファイルの更新により後から感染の事実が判明するのですが、
それまでに、FTP(ファイル転送)のIDやPASSWORDが盗まれて
Webサーバーの内容が誰かによって書き換えられてしまいます。
次は、大事な個人情報がねらわれることは容易に想像できます
それに、一度ダウンロードしたIPアドレスからは再度ダウンロードされることは
ないように仕掛けが施してあるので、
危ないHPが見分けられない事態になっています。
しかし最新化を心がけていても、間に合わない場合もあるのです。
最新版提供までの隙をついて最新の亜種ウィルスに感染するのです。
Webサイト管理者は、今まで以上に気をつけなければならないという事を
思い知らされる事件です。
今でこそFTPですが、いずれ重要な情報もこっそり持ち出される可能性が
いっそう高くなりました。
安心の技術が、悪用の技術のスピードに負けてしまっている現在です。
一般の人にそこまでの注意を求めているのです。
でなければ、「安心して使うな」と言っているのです。
自分が使っているパソコンにどんなソフトが入っていて、
最新版の管理を本人が責任を持って行わなければならない時代なのです。
今あなたのパソコンにOS以外にどんなソフトが入っていて、
最新版かどうか知っていますか。
また最新版への手順も理解していますか。