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- 《 セキュリティ管理編 》
整理整頓と情報漏えい。
「出した物はちゃんとしまいなさい。」
昔も今も相変わらず私は叱られています。
「今急いでいるから」
「手が放せないから」
「待たせては悪いから」
言い訳を連発します。
女子社員からも
「ちゃんと元の場所にしまって下さい。困ります」
つい机の上に重要資料が、
キャビネットの上に重要資料が。
事、重要資料となると叱られるでは済まなくなります。
社内を見渡してみると、
必ず一人や二人は、整理整頓が悪い社員ってどこにでもいます。
昔は、「も~うっ、まったく世話がやけるんだから」済んでいましたが。
最近ではそうもいきません。
重要書類(特に個人情報)が、社外に出てはいないけれど
社内で紛失したという報告が後を絶ちません。
漏れてはいないけれど、行方不明となった個人情報はあまりにも多いのです。
紛失したが、情報漏えいの報告は上がっていない。
・所在不明
・誤って廃棄の可能性
・探したが見当たらず
個人情報のずさんな管理が表面化しています。
なぜこのような情報が公になるのでしょうか?
これは、もし紛失した情報が間違って漏えいした場合の報告の遅れに
対する被害の拡大を恐れているからです。
以前は、上司や女子社員からの小言で済んでいましたが、
今では、会社とお客様までを巻き込む大きな過失になっています。
特に個人情報は整理整頓の怠慢による紛失は、早期公表することです。
外部に漏れた事実が後から分かった場合、
被害者から損害賠償請求、マスコミからは糾弾されます。
たかが整理整頓とは言えないのです。
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