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2010年3月3日発行
《 組織運営編 》
親身になれる関係づくりは。
どこの企業でも最近目立って、単純ミスが多くなってきていませんか。
ちょっと注意すれば防げたミス、
昔ならありえなかったミス
新人でもわかるミス
そんな単純ミスってなぜ増えているのでしょうか。
コミュニケーション不足と一言で片付けてしまっていますが、
根底は結構、深いところにあると思います
・成果主義ばかりが重視されて上司も自分のことで精一杯
・人員削減で教えることに余裕がなくなってきた
・多様性が重んじられて個人の意見が間違っていても誰も注意しない
・仕事以外の付き合いがないため、人間関係が深まらない
・後輩は、教えてくれるのが当たり前と開き直っている
・一生懸命に教えても感謝も無ければすぐに辞めていく
しかしどれも表面的なものばかりですが、
一番の問題は、「教える側が教えやすい環境でない、教えがいがない」
ということだと考えます。
教える側の、ちょっとした一言で防げる事故が多いのですが、
そんな雰囲気ではないのです。
人間関係が出来ていないために、
表面的にはちゃんと教えており問題はないかのように行動しています。
でもよく観察すると、
細かいことまで教えなくても構わない、ちょっとした注意や虎の巻事項などは
教えたくないというのがホンネではないでしょうか。
なぜか?
表面上では問題なくても、
教える側の心の底では、「後は勝手にしろ」 となっているのです。
人間には、表の気持ちと裏の気持ちがあります。
そして裏の気持ちは、かなり手強いものです。
日本社会では、裏の気持ちがとても重視されて強いものがあります。
制度改革やコンプライアンスと言いながらも
裏の気持ちが強すぎることが
現実の歪を多く生み出しているようにも思います。
・するな言われてもしてしまうの残業
・取りたくても取れない有給休暇や育児休暇
・少しでも出た杭は、大きく打たれる
昔はと言えば、裏の気持ちをお互いが理解しているために
先輩と後輩の仲は師弟関係とでもいうのでしょうか、
いろいろな面でつながりがある親身な関係でした。
故に、「一人前になってほしい」 という思いが強く、
先輩たちが失敗から学んできた些細な注意や虎の巻までもが
後輩たちに伝わっていました。
この些細なところに、他では真似できない勘や技能が伝承されていたのです。
今では、ここまで教える必要もない、失敗すれば同じように憶えることができる。
と些細な点が伝わらないのです。
裏の気持ちがなくなることはありませんが、少し弱める必要があります。
親身になれる上司と部下、先輩と後輩の関係づくり目指そうではありませんか。
・お互いに、会話を増やす努力
話しかけられるのを期待するだけでなく、話しかけあう
・お互いに、長所を認め尊敬しあう
認められるだけでなく、認める尊敬しあう関係づくり
・それぞれが、違う技をすごくなるように究める
異なる特技を、切磋琢磨しあう。
・失敗も成功も妬まず、成功の輪を全員が広げる
やがて成功の輪は多くの人を巻き込んでいく。
いろいろ個人の知恵を育てる環境づくり。
この姿勢が、停滞社会を打ち壊すきっかけになると考えます。