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2009年8月28日発行
《 品質管理編 》
いつまでたっても収束しない故障件数。
試験工程を行っていると、協力会社のプロジェクトによっては、
いつまでたっても故障件数が減らない試験をみかけます。
原因は
前工程での品質が確保されていない。
試験内容が適切でない。
故障対応が局所的で横展開を怠っていたり、
影響範囲を正しく確認していない
などが考えられます。
しかし大規模プロジェクトになるほど、工程スケジュールの足並みが
揃わないことには、次工程への試験へと進めません。
故障内容を詳細に検討しなければなりません。
さかのぼって前工程での再試験が必要なのか?
故障範囲の影響調査不足なのか?
これは、何も試験工程だけに限った話ではありません。
設計工程時点でのレビュー状況を振り返ってみましょう。
指摘項目が修正されてなく、再度見直しが多かったり、
修正内容が間違っていたりしていませでしたか。
もしくは、協力会社のリーダー交代したり、
協力会社のメンバー同士のコミュニケーションが悪かったりして
品質不良になっている場合もあります。
以前、
協力会社内1社の品質が故障件数があまりにひどく
なかなか収束しないことがありました。
調べてみると
協力会社のプロパー社員は、リーダーのみで、
以外は、請負会社2社
派遣社員4名
中国からの派遣社員2名
と複雑なメンバー構成
加えて、リーダーの指示が満足できるレベルではなく、
メンバーそれぞれ自分の担当以外は知らないという
プロジェクトでした。
当然ながら
組織連携が急に良くなることは難しく結局、
協力会社内での出来る人に仕事が偏り、徹夜の連続で品質の向上を
行いましたが、
仕様変更や機能追加によるメンテナンスにはとても耐えられないもの
となりました。
現実問題、品質はなんとかしたものの、
メンテナンスに耐えられないシステムは、かなりの割合でどこにでも
存在します。
この実態が引き継がれてなく、
さらに悪運を掴む協力会社もあります。
収束しない故障を抱えるプロジェクトは、
現時点で始まったものではなく、過去からの累積による弊害を
多く抱えています。
さらに悪いことには、個人のマンパワーに頼り過ぎると
品質検査に合格しても、将来に憂いを残すものが出来上がることになる
のです。わかりきった話ですが。
マンパワーに頼るのではなく、
プロジェクトメンバーの体制の見直しを行い、
組織連携が取れ、手順に沿った改善を行わなければなりません。
・標準化や処理内容の統一化
・不具合の改善方法の統一化
・故障の横展開
・影響範囲の確認 などなど
場当たり的な対応は避けるようにしなければなりません。
当然、対応工数や予算が問題になりますが、
今後の会社の対応方針を含めて考えることになります。
こんな事例は、今までたくさん見てきました。
対応にも苦労してきました。