|
|

- 《 品質管理編 》
プロジェクト固有の品質指標を作る。
品質指標については、いろいろな指標値がでています。
いずれも過去に実績に基づいて算出されたものであり一定の評価は
できます。
しかし一般の製造業とは違い、
一品毎に異なるのがソフトウェア開発です。
パッケージソフトと言えども、
カスタマイズすることによりオリジナル製品へと変化します。
それぞれにおいて品質指標値を同じにすることは難しいのが現実ですが、
指標値を作らなければ、ユーザーが納得しないのも事実です。
現実問題として
大きく指標値を逸脱しているものを抽出して、見直しを行うことは
理にかなった処置です。
加えてプロジェクト毎に固有の事情があります。
大きなプロジェクトでは、サブプロジェクトや協力会社毎のプロジェクト
など細分化されています。一応標準の品質指標値をどこも用いるのですが、
全てのプロジェクトにおいて共通の指標値と許容範囲率を用いるのではなく、
機能
特性
難易度
運用形態
その他の特殊事情
によってメリハリをつけることもプロジェクトを活性化させる上で
必要な施策と考えます。
むしろ提供されている指標値よりも、
厳しくしたり、緩くしたりすることは可能でなはずです。
プロジェクト固有の品質指標値を加味させることで、
標準の指標値を使うのではなく、
増減させることで、力を抜く箇所と集中させる箇所を
作ることで、より実態に即した試験を実施すべきです。
メンバーの集中力やモチベーションにも変化が現れます。
結果として力を抜いた箇所が極端に悪ければ軌道修正が必要ですが、
限られた時間と資源をどこに集中させるかは、
リーダーとして重要な判断になります。
プロジェクトとして重要と判断する箇所を見極めて
独自の品質指標を作成しましょう。
プロジェクト全体に周知することも重要なリーダーの役割です。
新指標値と根拠を明確にしましょう。
しかし周知するとなると会社間や担当者間の関係が気になって
思い切ってできないと言われてしまいます。
限られた時間と資源の中では、優先順位をつけざるを得ません。
実際、優先度の低い箇所は、余程悪くない限り
大きく品質問題が表面化することはマレです。
むしろ重要視している箇所は、些細な問題でも大きく取り上げられます。
同じ品質指標値の範囲内であっても、見方は大きく異なるのです。
|