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2009年3月17日発行
《 予算・実績管理編 》
派遣と請負の単価の違い。
単純なことですが、おさらいしておきましょう。
派遣の単価は、人によって決まってきます。
派遣は、その人が持っている能力によって単価が決まります。
その人の持っている能力が評価されるため、
能力が期待値と異なれば下がることもありえます。
派遣の場合は、残業することで売上は増えますが、利益率はほぼ一定の割合に
なります。売上と経費はほぼ比例しています。
・作業ミスによるリカバリー時間は、ユーザーの理解が得られれば、
費用として計上するこもできます。
・残業時間も認められれば、費用として計上することができます。
・大きな管理工数の必要はありませんが、作業内容や人間関係などで
問題となるケースが多く、派遣先との調整の管理工数は若干必要と
なります。
請負は、納品物件に対して金額が決まります。
従って、納品物件が満足ならば、どんな人材を使おうと自由なわけです。
実際には、あまり差があると問題ですが、
新人でも作業内容を細かく分割すれば、可能な箇所も出てきます。
難しい仕事内容でも、分割すれば簡単なものもありますので、
リーダーが、作業の分割と作業分担を的確にすれば、利益率は大きく
向上します。
しかし作業を分割するため、チェック機能がうまく働かないと
故障をたくさん作り込んでしまうことになります。
当然リカバリーは、自己責任となり赤字になるリスクは派遣よりも
高くなります。
請負は、作業スケジュールや進捗状況と予算の消化率を適時追いかけていけ
ば、利益率変動状況を捉えることができます。
派遣は、このような損益分岐点を常時気にする必要はありませんが、
請負の場合は、ちょっと見放してしまうと赤字になりやすいのです。
プロジェクトというものは、リーダーが締めていかないと必ず遅れていきま
す。なぜなら問題が発生した時、率先して解決しようとする動きのない人が
必ずいるからです。
・問題の責任を他人に転嫁する人
・解決を先送りする人
・他力本願な人
このような人が必ず存在します。
故に必ず遅れていきます。
これらを、締めて解決させていく強いリーダーシップを持った人でなければ、
請負契約で、黒字の損益にすることは難しいのです。
請負の単価は、誰が担当しようと固定です。
工程による単価の違いはあっても、担当者によって変ることはありません。
また、
請負工数とは別に管理工数というものが存在します。
昔はなかなか認めてもらえませんでしたが、
最近では多くが認めてもらえるようになりました。
管理工数とは、プロジェクトリーダーの工数のことです。
設計作業などの片手間ではなく、ちゃんと工数を確保して
管理作業などに割り当てます。
管理工数の存在は、スケジュール管理だけでなく、
品質管理や納品管理などにも影響してきます。
経営としては、派遣よりも請負と考えるのは当然ですが。
売上が完成基準となっている場合が多く、
資金ショートしないように注意しなければなりません。