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2008年10月15日発行
《 予算・実績管理編 》
請負と派遣の違い。
請負契約と派遣契約ではどちらが、利益が多いのでしょうか?
そんなこと当たり前じゃないか。
当たり前なのに、請負の利益予想が出来ない、もしくは儲からない。
という人は意外と多いのです。
理論上では考えられるのに、実践になると予想外の出来事に対処できない
人があまりにも多いのです。
請負は、成果物で判断するために、成果を誰が作成しても一律料金です。
派遣は、担当者が決まっているために、その人限定の成果です。
請負では、品質と納期が守られれば、誰が作成しても構いません。
レベルの高い要員とレベルの低い要員を交ぜて高い利益率を出すわけです。
リスクを背負って、利益を出すのです。
昔は、無理難題を聞く代わりに、後で精算なんてことが多くありました。
しかし、今では「後で精算」なんてことはほとんどなくなりました。
ここでちゃんとリスクを考えて、
うまくマネージメントしていかなければならないのです。
請負プロジェクトの場合、目標粗利益は35%以上必要になります。
これから間接経費などを差し引くと5%前後の利益が出てきます。
※間接経費とは、総務部や営業部の人件費や事務所の電気代やコピー機の
使用料金などです。
会社は多くの人によって成り立っています。みんなで支え合っていることを
忘れないようにしましょう。
この35%以上の粗利益を稼ぐことが出来なければ、
プロジェクトは赤字になります。(多くの会社の平均値です)
この値を目指して、プロジェクトの予算を組み立てます。
しかし、仕様変更や品質低下などプロジェクトを赤字にする要因は
いくつも出現してきます。
派遣では、利益率を大きくしていくことが出来ません。
いくら優秀でも、個人として稼いでいては影響力が個人でしかないからです。
請負は、組織として行動することにより、新人でも稼ぐことが出来るのです。
派遣には、瑕疵担保責任がありません。
経営者にとってはリスクが少ないのですが、利益もそれほどありません。
偽装請負や2重派遣などで、稼ぐ業者もいるようですが、
請負技術がないと、なかなか利益を取って成長することは出来ません。
昨今の多くのソフト開発企業は、請負を求めて人を増やした結果
単価の低下と仕事の減少に喘いでいる企業が多くなっています。
そこにプロジェクト管理が出来ないリーダーが多ければ、
会社は倒産してしまいます。
請負プロジェクトは、「目標利益を絶対守る」という
リーダーがいるからこそ、会社は成長できるのです。
請負と派遣では、利益に対する執着心が違います。
派遣でも利益に対して執着する気持ちを持ちましょう。
つまり自社の要員を増やしていくのです。
信頼が厚くなれば、請負の仕事も出てきます。
俺は派遣だから利益は関係ない。などと言っていては、自分自身の成長さえありません。
派遣でも貪欲に生きていくのです。社会の裏側をちゃんと理解しましょう。
いくら一生懸命やっていても、利益につながる努力をしなければ意味がありません。
それは、まず相手を儲けさせることです。派遣でも可能なはずです。
派遣と言えども、相手に利益貢献を多くすることは可能なはずです。
利益貢献しない単なる親切では、意味がありません。