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2008年9月25日発行
《 工程管理編 》
ライブラリー管理手順。
ライブラリー管理を正しく行っていないために、モジュールやデータが
先祖帰りしてしまった。という話はよく聞きます。
先祖帰りとは、
1.世代が古くなってしまう。(1・2世代前に戻ってしまう)
2.ある世代の更新内容が抜けてしまう。
と言ったことです。
なぜこのような事が起きるのでしょう?
それは、同じモジュールやデータを同時に複数のメンバーが修正する
からです。
個人用PCに持ち込んでいたりすると、他人の修正分が抜け落ちて
しまいます。
バックアップがしっかりとってあればいいのですが、
2.のようなある世代の修正内容がなくなってしまうと、
復元すらも難しくなってくるのです。
「そんなことわかりきっていることじゃないか。。。。
みんなで気をつければいいことじゃないのか。。。。」
そのとおりなんですが、
忙しくなったり、トラブルが多発していると、
ルールを無視する(?)人によって
絶対に陥るワナにはまります。
ラーブライリ管理ルールが徹底されていないために、
泣きを見た人は多いはずです。
このような失敗を無くすには、
1.ライブライリ管理専任者を設けましょう。
要員がいないのであれば、兼務でも構わないのですが、
ルールを守る人で、ライブラリー入れ替え担当者を設けましょう。
2.管理対象となるライブラリーを特定しましょう。
対象は、複数のメンバーで修正の可能性があるモジュールやデータ
です。
3.管理対象となるライブラリーは、個人用PCに持ち込まないことが
絶対原則です。
ルールを守らなかったときの、事故の内容を周知しましょう。
4.ライブラリー管理には、貸出管理と返却管理があります。
管理担当者の負荷を軽くする場合は、返却管理のみを行います。
しかし、本番間近であれば、貸出管理も行いましょう。
貸出管理とは、
オリジナルライブラリーから担当者へ貸出を行います。
他のメンバーへ貸し出している時は、貸出は出来ません。
2重同時貸出を防ぐのです。
返却管理とは、
オリジナルライブラリーへ返却することです。
返却することによって、他のメンバーへの貸出が可能になります。
返却管理の大切な点は、個々に返却されてくる依頼を都度入れ替え
るのではなく、決められた時間でまとめて入れ替えることです。
1日に1回、または2回と決めましょう。
返却後は、必ず世代のバックアップを取ることです。
必要な世代数は、最低でも1ヶ月分ぐらいは必要だと考えます。
安心保存期間は、6ヶ月~1年くらいです。
5.万が一元に戻したりするときには、バックアップより復元します。
バックアップ容量を削減する時は、入れ替えモジュールのみにします。
但し、月1回は全量バックアップを行います。
バックアップ方法は、各社によって異なります。
どのような修正を行ったのか、修正日付・修正モジュール・修正概要
修正者が電子化されていると検索しやすい。
この検索機能は、故障が見つかったとき、過去の経緯を調査する上で
大変重要になります。
6.スケジュールが遅れている。忙しい。人が足りない。時ほど重要です。
このチョンボが、品質を悪化させ、スケジュールをさらに遅らせて
工数増加につながるのです。
ルールを正しく守ることは、品質と生産性を向上し、
工数削減にもつながります。