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2008年8月22日発行
《 品質管理編 》
設計書の品質を計る。
設計工程における品質は、レビュー時における指摘件数や指摘内容によって
計ります。
レビューを行った時、打ち合わせ内容の理解度や表現方法の技術レベルなど
総合的に見て、後工程へ正しく引き継げる内容の設計書かを判断するための
指標値です。
指摘内容についてもいろいろあります。
指摘対象が
設計手法や設計内容など技術的なもの
ドキュメントの表現方法の改善
対応すべき内容も異なってきます。
設計手法や設計内容の指摘については、
・記述すべき内容にモレがあった。
・記述した内容に誤りがあった。
・標準化された設計手法の違反
・設計内容を改善(性能やオペレーション)
・設計矛盾を起こしていないか。
システム間や業務間という大観で検証する。
などがあります。
ドキュメントの表現方法については、
・標準化規約違反
・理解不能や誤理解を防ぐための表現の訂正指摘
・誤字/脱字/日本語表現誤りの訂正指摘
などがあります。
ここから、何が把握できるのでしょうか?
打ち合わせ内容が正しく理解されているか?要求内容の理解度です。
理解度に偏りはないか?
人による偏り、機能による偏り、作成期間による偏り
業務による偏り、技術による偏り
理解内容についても
標準化の理解度、設計方針の理解度、技術内容の理解度
実現方針の理解度、業務知識の理解度
単純な周知連絡が漏れていたのか。
これらをマトリック上に展開してみると傾向を読み取ることが出来ます。
△これに修正や対応時間を追加するとロス工数が見えてきます。
△ここから未だ顕在化していない潜在故障を発見することこそが
重要な品質管理となります。
△また故障が、当該設計工程よりも以前の上流工程で組み込まれたもので
あれば、遡って修正しなければならなくなり、影響度も大きくなります。
この指摘事項を正しく管理して、
対応にモレがないようにしなければなりません。
指摘事項が多いと管理が疎かになり、対応モレや対応間違いを
起こしやすくなります。
小さいプロジェクトや緊急対応などでは、疎かになりやすいのです。
正しく管理していなかったばかりに
・後戻りが発生して無駄な工数が必要になった。
・ユーザーの信頼がなくなった。
となります。
レビュー回数は、対応状況によって変ってきます。
レビューは、後ろ向きの作業であり、誰でも苦痛なのです。
少なくなる努力も欠かせません。
レビューの中で見落とされやすいのが、
設計矛盾です。システム試験や総合試験で見つかりやすいのです。
木を見て森を見ずにならないようにしましょう。