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2008年8月19日発行
《 組織運営編 》
失敗を伝える難しさ。
私も今までに多くの失敗を経験してきました。
小さな失敗から大勢の人に影響してしまった失敗までいろいろでした。
新入社員3ヶ月目にユーザー先にて単純な失敗にもかかわらず、
始末書を書かされた覚えがあります。
これ以降失敗を恐れることはなくなりました。
多くの失敗は、
「失敗の事例集」や「転ばぬ先の杖」などで
失敗の内容を伝えて、他の人に同じ過ちを繰り返さないように
努めます。
そこには、
・当初目的と失敗事象
・時系列により経過の説明
・背景や状況の説明
・直接原因となった判断や指示
・被害状況
・失敗がわかった後の対処
・反省と今後の対応
このような事を失敗の事例集などに書いていきます。
これで失敗は引き継がれると思ってしまうのですが、
ここには、落し穴があるのです。
・なるべく文書を避けて図や写真やグラフなど視覚で表現できる方が
伝わりやすいのです。
文章のみだと、要約されてしまうのです。文章そのものが単純化されて
しまうと、「な~んだそんな事か」と安易に考えてしまいます。
また歪曲されて事実と異なる内容になってしまうのです。
・当事者の生の意見や思いを入れる。
当事者でしかわからない落し穴や思い込みなど感情などが失敗を
よりリアルに伝えます。
・なるべく失敗からすぐに書かないと、そのときの気持ちや詳細な状況は
忘れてしまいます。
また人的判断ミスには、以下の要因なども絡んできます。
・うっかり
・気分が落ち込んでいた
・考慮不足
・横着な判断やルール無視
・惰性(過去のまま)
・体裁重視(世間体)
・思い入れ
・誰も未経験の失敗
「失敗の事例集」や「転ばぬ先の杖」に頼りすぎてしまうと、
環境の変化や背景の変化に気が付かずに同じ過ちを犯してしまいます。
参考にする時にも、同じ事象が繰り返される状況(環境や背景)にあるのか
検討しなければなりません。
また新たな問題が発生する可能性があるかも知れません。
過去を振り返るに、人は過ちを繰り返すことを避ける努力をします。
でも長い歴史は確かに、同じ過ちを繰り返しているように思えます。
それだけ、失敗を長く伝えることは難しいのでしょうか?
今は、昔に比べて伝える手段が、技術の発達により進歩しています。
文書だけでなく、映像や音声などが手早く複写できます。
これでも時代は不幸な失敗を繰り返すのでしょうか?