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2008年7月9日発行
《 品質管理編 》
試験工程で仕様変更が多発した時の品質維持の工夫。
試験工程において、何らかの事情により仕様変更が多発した場合
仕様変更をやみくもに行うと品質が劣化してしまいます。
せっかく行った試験もどこまで再試験を行うべきか、
わからなくなってきます。
ここでは、出来る限り品質を落とさない工夫を述べていきます。
まず
故障対応と仕様変更と同時に行うことはできる限り避けましょう。
二重遭難に陥ることを未然に防ぎましょう。
当然管理すべき資料作成を行わない限り、品質を維持できません。
1.仕様変更を詳細な項目に分割します。
(小さい仕様変更であれば構いませんが、大きいのであれば
詳細機能毎の項目まで細分化します。)
2.マトリックス表を作成します。(Excel等で作成します)
(1).変更する詳細機能を縦に、基本設計書名(SA/UI/SS)を横に
(2).変更する詳細機能を縦に、詳細設計書名(PD)を横に
(3).変更する詳細機能を縦に、AP/Web名(修正用)を横に
(4).変更する詳細機能を縦に、AP/Web名(試験用)を横に
すべてのマトリックス表に変更する詳細機能毎に、
変更対象となる設計書やAP/Webに○を入れていきます。
修正及びチェック完了時に日付と担当者を入れて対応済にします。
残項目が一目瞭然となり、誰の目にも明らかになります。
※Excelの修正者は一人に一任します。全員が行うと修正ミスと混乱を
招きます。完了報告によって修正すれば入力ミスが否かがわかります。
3.結合試験工程以降での仕様変更であれば、試験全体の見直しが必要に
なります。
・試験項目が、仕様変更に影響なし
・試験項目が、未実施で影響あり、試験内容や予想結果内容の修正。
実施済で影響あり、試験内容や予想結果内容の修正と
再試験
・試験項目が、不要となり削除
・試験項目を新たに追加する
4.影響範囲マトリックス表を作成することにより、結合試験工程以降の
工程においても、試験項目の確認や変更が行いやすくなります。
特に、総合試験や運用試験など後の試験工程ほどマトリックス表が
重宝してきます。
5.試験内容の修正確認やエビデンス資料の確認などをリーダーが
最終確認を行うことが重要です。
これが一番いいとは思いませんが、何も行っていなく、
仕様変更によって故障が多発しているユーザーにとっては、
実施することにより、8割以上の故障がなくなります。
管理作業を省いているために、故障や障害による業務停止時間が長い
ユーザーが多いのも事実です。