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2008年5月16日発行
★ 契約編 ★
システム開発の見積りと契約は3段階で。
業務システムを契約する時は、
全てを一式でくくって契約するのは、控えて下さい。
開発側企業だけでなく、ユーザー側も泣きをみることになります。
確かに
どうしても契約がほしい開発企業側と、安く仕上げたいユーザー側の
思いが交錯するのですが、お互いが不幸になることが多いのです。
出来れば、要件定義まで
詳細設計まで
完了(本番/故障対応)まで
3段階の見積りと契約を行うのがベターではないかと考えます。
そんなことしたら、見えすぎて値切るのが難しくなってしまうではないか?
と怒られるかもしれません。
しかしこれは完成品を買うのではありません。
値切ることによって、作成途中で機能が漏れたり、品質が落ちたりと
損をするのは、結局長く使用するユーザー側になるのです。
お互いが納得する値段と品質で、契約するのが
長い目で見た場合に両方が得をします。
また、契約内容に一式と記述するのも止めてほしいのです。
そんな見積りを提出した開発側との契約は止めるべきです。
最低こんな内容は契約書に入れて下さい。
納品物件の内容
品質保証納品物件の内容
品質基準や開発規約の内容
見積り金額には、開発費用以外に
ハードウェアやサードパティソフトなども記述します。
見積りに入っているものではなく、入っていないものも明記するべきです。
特に、ソフトウェアであれば、ライセンス費用やレベルアップなど
ハードウェア費用は製品固体毎
回線費用など、毎月発生する費用
中には、使用量によって課金される従量制費用などもあります。
用紙やインク・トナー・記録媒体などの消耗品費用もあります。
いざ本番運用に入ってみると、予想外にランニングコストがかかるのは
想定外だったというクレームはよく耳にします。
ランニング費用を無視した見積りは非常に危険です。
業務システム処理内容を工夫すれば、ランニングコストも節約できるのです。
余分なライセンス費用も節約できます。
だからこそ、設計時点でランニング費用見積りも提出してもらうのです。
小規模システムだからと安心していると、
本番にのってから使い物にならないシステムが出来上がってしまうのです。
無駄な費用となってしまう前に、値段だけで決めないことです。
ソフト開発の見積りは、見積る側にとっても難しい作業なのです。
ソフトウェア開発が始まって、半世紀が経とうとしているにもかかわらず、
いまだ正しい見積り方法は出ていません。 現実は当たらないのです。
だからこそ、お互いが歩み寄って正確な見積りを出す努力が要るのです。
システム開発を値段だけで判断するのは止めましょう。