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2008年3月27日発行
《 品質管理編 》
多くの協力会社をまとめて、品質を確保するには?
大規模PJ(プロジェクト)ならば、
10社の協力会社が入って総勢100名を超えることも珍しくありません。
が今回は、20名未満の小規模PJについて考えてみましょう。
20名未満のPJに5社の協力会社と派遣社員に加えて、
中国などの外国人派遣労働者などが集まったPJの中で
品質を確保するには、どのような策があるのでしょう。
この場合の自社社員比率は1・2割ぐらいです。
このようなPJは、普通に存在します。
大規模PJの中の一つの協力会社の場合もあります。
それぞれに事情があるPJなんですが、
約束の納期には品質を確保して納品しなければなりません。
製造業ならば、教育期間というものが、存在しますが、
システム開発になると、技術力はそれなりに期待できるものがあるのです。
即戦力によってプロジェクトメンバーは集められているからです。
そんな中で、目標を達成していくには何が重要と考えますか?
当然ながら、PJ開始に伴い集められたメンバーばかりで
初対面の人がほとんどのPJです。
キックオフミーティングや発足会などで交流を深める事は、
セオリー通りなんです。
でもここで打ち解けているように見えても、
本質は氷のような状態ということを
気付いていないリーダーも案外多いのです。
多くの会社が集まり、知っている人より知らない人が多いPJとなると
リーダーは、
技術レベルの確認と統一、仕様の説明、雑多な規約や規則の周知徹底
に追われてしまうのです。
全員の徹底を図ろうと、細部に囚われてしまうのです。
現場優先のリーダーにとっては、
全て自分がやるんだと、意気込んでしまうのです。
そんな事を言ったら怒られるかも知れません。
「じゃ、誰がやるんだ。やれる人なんかいないんだ。
俺がやるしかないだろ。」って。
現場が大変なのは、すごく理解できます。
実際、私も現場重視の意見に異論はありません。
ただ、 リーダーが忙しいPJは、本人が倒れるか、大火事になりやすいのです。
経験から本当にそうなのです。
私が言いたいのは、「周りの能力を過小評価していませんか。」
「出来る限り任せる。」努力を怠っていませんか。と言うことです。
任せることは最初、手間がかかります。
しかし慣れたら、手間が省けるのです。
「初対面への遠慮」と「俺しか出来ない」という考えが
プロジェクトを大火事へと導くことに気付いていないのです。
プロジェクトリーダーは、空いた時間で
メンバー一人一人の長所を早く見つける努力をしましょう。
・大雑把な人/几帳面な人
・楽天的/悲観的
・理論的/行動的
・技術屋/事務屋
・協力的/自己中心的
早く理解して適材適所の仕事をなるべく多くしていきましょう。
得意分野の仕事は、誰でも品質がいいものです。
社内のメンバーならこんなこと当たり前に出来ているのに、
初対面のPJメンバーには、出来るまでに時間がかかりすぎるのです。
品質は、個人の資質と努力に任せるのみだけなく、
メンバーの得意分野を生かして
連携によっても品質を確保していくのです。
事務的なチェックが得意な人
技術専門チェックが得意な人
仕様を詳細まで理解している人
一人でコツコツするのが得意な人
他人の面倒をみるのが好きな人
大事なのは、短所よりも長所をいかに早く見つけるかにかかっています。
人の短所は見つけやすいのですが、
長所を見つけるには、とても時間がかかります。
じっくり観察する時間をつくりましょう。
また、短所でも時と場合によっては、長所になります。
考えてみれば、何でもそうですね。
褒めれば、さらに長所は伸びていきます。
品質の確保は、規則の遵守とチェックとフィードバックにあります。
作業効率改善の提案をさせて、
モチベーションアップを図りましょう。
多くの協力会社が集まると、
ただ説くだけでは、まとめることが難しくなります。
品質確保すら困難になります。
変な遠慮と見栄は早く捨て、
全員を活躍させる努力が品質を作りこむのです。
以前、ほんとうに痛い目にあった経験から書きました。