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2008年3月17日発行
《 品質管理編 》
お客様に品質報告をしましょう。(前編)
私が考えるには、
品質報告なんて、
大規模プロジェクトしか行っていないんじゃないか
と思っています。
小規模な開発では、納品のみ行って完了としているため
お客様にとっては、どのような試験を行い、結果どうだったのか、
品質の保障内容は、ほとんど公開されていません。
ぜひ、お客様に対して、品質報告の場を設けましょう。
業種を問わず、信頼を得る行為ではないでしょうか?
品質報告を行っていれば、
品質の根拠を理解していただけるようになります。
でも最初は、品質報告の内容を聞いて、怪しまれるかもしれません。
故障の内容や対応がたくさん書いてあれば当然です。
しかし、それはお客様の教育が出来ていないからではないでしょうか?
お客様の教育が進めば、情報開示は、
むしろ安心されると考えます。
お客様に安心して使っていただけます。
さらにお客様の担当者にとっても上司に対して
自信をもって説明することができます。
品質報告を行うには、まず故障の分析を行わなければなりません。
故障を分析するのによく使われているのは、
故障量による分析と故障を作りこんだ原因の分析です。
企業によって、若干違う点もあります。
ここでは、故障(品質)分析を行う方法を紹介します。
難しく考えると大変になってしまうので、
出来るだけやさしく説明していきますね。
品質分析を行うには、
記録をとるというところから始めなくてはいけません。
以前(2/20)に、上流工程における指摘事項の記録についてを書きました。
試験工程においても必ず故障の記録とることが重要です。
故障を直したから良いのではなく、
そこから類推して残故障を見つけ対処することです。
記述内容は、日時場所、担当者、故障内容、
故障発見工程、故障モジュール名、
原因、処置内容、原因分析、横展開状況、現状況などです。
原因分析の記述方法です。
1.故障をつくった工程は、どこですか?
(どこの設計工程?、製造工程?、試験工程内で修正ミス)
2.そもそもどの工程で検出すべき故障内容だったのでしょうか?
3.なぜ、検出できなかったのですか?
試験項目なし、試験忘れ、結果確認ミス、設計から悪かった、
環境等の要因で今検出した、から選んで下さい。
4-1.原因が設計工程にある場合は、
設計書記述ミス、記述モレ、記述内容があいまい、設計書不整合、
設計書修正モレ、規約に違反、設計内容が検討不足
4-2. 原因が製造工程の仕様理解にある場合は、
仕様書の理解不足、仕様書を見落とした、仕様書の確認不足
4-3. 原因が製造工程の製造方法にある場合は、
文法手法の理解不足、連絡不足、規約違反、単なるミス
いずれも、選んでください。
まず。記録をつける習慣をつけましょう。
そんな工数ない、そんな時間がない、出来る人がいない。
言い訳はいくらでもあります。
しかし、お客様からみた信頼はどうでしょうか?
「品質は確保しました。」と言うよりは、
根拠のある数字と対策実施項目を明示したほうが
信頼度はあがりませんか?
習慣化すれば、苦にならなくなります。
これは時間もかかります。工数も必要になってきます。
しかし、信頼に応えるものを提供して行こうではありませんか。
やがて 大きな利益となって返ってくると確信します。