ソリューション&エボリューションのリュート株式会社
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  • 2008年1月16日発行

分割ラインです

  •  《 品質管理編 》

      
     指標値と、大きく外れているプロジェクトは、必ず大問題となる。
      
      
      では、指標値とは何んでしょうか?
      企業によってそれぞれ異なりますが、過去のプロジェクト実績を集計して
          開発の規模と試験項目数と故障件数より求めた
                          密度のおおよその平均です。
      
      それぞれ、試験密度(試験件数/開発規模Kstep)
           故障密度(故障件数/開発規模Kstep)
      これを黒字のプロジェクト開発と赤字のプロジェクト開発
      または、本番後の故障件数でプロジェクトを分類してみます。
      
      黒字または本番語故障件数が少なかったプロジェクトの
                  試験密度と故障密度
      赤字または本番後故障件数が多かったプロジェクトの
                  試験密度と故障密度
      
      これでだいたいの指標となる値は求まります。
      母集団が多ければ信頼度も増してくるのです。
      
      しかし正確な値など最初から求まるはずもありません。
        難易度や手法やお客様固有事情などがあるからです。
      
      
      
      
      重要なのは、現在のプロジェクトが過去の
            黒字プロジェクトの指標値に近いのか?
            赤字プロジェクトの指標値に近いのか?
                     なんです。
      
      
      黒字または本番後故障が少なかったプロジェクトの
          試験密度・故障密度から大きく外れているプロジェクトは、
             なんらかの大きな問題があるのは事実です。
      
      例えば故障密度が、指標値よりも大きい場合、
        試験項目またはスケジュールの終了とともに
          故障対応も終わらせていることが多いのです。
          
      つまり故障が、完全に出し切れずに終了している訳です。
         故障は、まだたくさん潜んでいるのに試験を終了したのです。
      こんなプロジェクトは、必ず次工程で故障がたくさん見つかります。
        試験範囲も広いためお客様や他のプロジェクトにまで
          迷惑がかかることになります。
            当然ひどい場合には再テストになります。
      
      故障が明らかに収束していないにもかかわらず、スケジュールによって
               試験を終了させているプロジェクトは結構あります。
      
      
      
      では、指標値から大きく外れている判断はどこにあるのでしょうか?
        実は、どこにもありません。
      
      一目瞭然でダメなものを除けば
      パレートの法則を用いて、
             プロジェクト全体の中で下位2割と考えるのが妥当だと考えます。
      
      この一目瞭然分を含め、下位2割の対策を
        リーダーが行っているか否かで、
          プロジェクトの利益が無くなるのを防ぎ、
            次工程以降にさらなるしんどい思いをしなくても済むのです。
              費用対効果もしっかりとでてきます。
      
      
      
        ・追加強化試験
        ・設計書の見直し
        ・作成物の目視チェック(規約・仕様など)
        ・故障内容の分析による弱点機能の洗い出しと作成物確認
        ・故障対応の横展開
      
      
      当たり前のことですが、やっているかいないかで、
                  次工程以降の作業が楽にも苦にもなるのです。
      
      指標値は、全てに正確ではありません。プロジェクト条件にもよってきます。
        しかし、大きく外れているものを見直す基準にはなり、
          本番後の故障発生の減少に役立っていることも事実です。
            それにお客様への品質説明の根拠にもなります。
      
      
      指標値から大きく外れているプロジェクトは、
                 今までの経験からも必ず問題が多いのです。
      放っておいたために、後から苦労をしていた他のプロジェクトも
                          たくさんみてきました。
      
      
      
      指標値は、かならずしも正確ではありませんが、暗闇の中の灯火となります。
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